ごあいさつ

 

 北海道心理学会第61回大会を小樽商科大学・札幌サテライトで開催することになりました。札幌サテライトは,札幌駅に隣接しており,交通の便の良いところにございます。

 1954年に北海道心理学会が発足して以来初めて,小樽商科大学がお引き受けすることになりました。小樽商科大学は,文部科学省から地(知)の拠点整備事業の補助を受け,昨年度から5年間,大学の研究・教育資源を活用し,札幌,小樽,それにニセコや倶知安を一つの観光地域として創出すること,また,北海道経済の活性化に必要な,地域を国際的な視野でとらえ発信できる人材を育成することに,全学的に取り組んできております。

 第61回大会では,現在小樽商大が取り組んでいる『観光』をテーマとしたシンポジウムを予定しております。観光を心理学の応用としてとらえ,シンポジウム『観光行動を読む(仮題)』を,日本心理学会と共催する形で企画しております。心理学研究者が,観光の分野にどのような貢献ができるか,を考える契機にできればと思っております。

 また,北海道心理学会の歴史を尊重しつつ,基礎科学としての心理学をテーマとしたシンポジウムを予定しております。日本認定心理士会との共催で,シンポジウム『脳科学の研究成果に心理学者はどのように向き合うべきか(仮題)』を企画しております。

 ぜひ本大会にお越しいただき,活発な研究発表とご討論をいただければと思っております。学会員のみなさまのご参加をスタッフ一同,心よりお待ち申し上げております。

 

北海道心理学会 61回大会 準備委員会

委員長   佐 山 公 一